夢見るうぬぼれ乙女とアルティメット④
Category: アルトフールの物語
リマとディレィッシュ
リマちゃんはビカレスクが一番好きらしいが、次に好きなのがディレィッシュらしい。
「ディレィッシュは、キープなの。」
キープの意味は私には良く分からないけど、好きな人が沢山いるのは良いことだと思う。
「私もビスクもディッシュも好きだよ。あと―」
「何言ってるのよ。」
リマちゃんもニタも好きだよ、と伝えたかったけど、遮られた。
「ディレィッシュもビスクも、好きでいていいのはあたし一人だけ。アルティはダメよ。」
ニタは好きでいてもいいんだ。でも、私もディレィッシュもビカレスクも好きだから、好きじゃなくなるのは難しい。困ったな。
「リマちゃん、俺がキープだなんて酷いな。」
ディレィッシュがやってきた。眼鏡をかけている。最近は時計を組み立てることにはまっているらしい。
「何言ってるのよ。あたしはビスク一筋なのよ。でも、ディッシュもあたしのことが好きなんでしょ?だから、その気持ちは大切にしてあげなきゃ。アタシのことを好きでい続けていて良い権利を与えているのよ。」
「ははは。そうだな、リマ様。そう言われたら何も言えないよ。あ、リマ、ハクアが呼んでたよ。温室で待ってるって。」
「温室で?」
リマちゃんは不機嫌そうに繰り返した。
「あたし、行きたくないわ。ハクアにそう伝えておいて。」
「俺もちょっと用事があるから、行けないんだよな。リマ、自分で伝えといて。」
「えー。結局温室に行かなきゃいけないんじゃない。」
「まぁまぁ。」
「面倒臭いなぁ。」
と、リマちゃんはぶつくさ言いながら、結局ハクアがいる温室へ向かって行った。
リマちゃんがいなくなってから、ディレィッシュが話しかけて来た。
「アルティ?」
「なに?」
「アルティは俺のことも、ビスクのことも好きでいていいんだからな。あと、リマのことも。」
「うん。リマちゃんはダメって言ったけど、良いよね。皆のこと、嫌いになれないもん。」
「あぁ。それで良いんだ。」
リマちゃんはビカレスクが一番好きらしいが、次に好きなのがディレィッシュらしい。
「ディレィッシュは、キープなの。」
キープの意味は私には良く分からないけど、好きな人が沢山いるのは良いことだと思う。
「私もビスクもディッシュも好きだよ。あと―」
「何言ってるのよ。」
リマちゃんもニタも好きだよ、と伝えたかったけど、遮られた。
「ディレィッシュもビスクも、好きでいていいのはあたし一人だけ。アルティはダメよ。」
ニタは好きでいてもいいんだ。でも、私もディレィッシュもビカレスクも好きだから、好きじゃなくなるのは難しい。困ったな。
「リマちゃん、俺がキープだなんて酷いな。」
ディレィッシュがやってきた。眼鏡をかけている。最近は時計を組み立てることにはまっているらしい。
「何言ってるのよ。あたしはビスク一筋なのよ。でも、ディッシュもあたしのことが好きなんでしょ?だから、その気持ちは大切にしてあげなきゃ。アタシのことを好きでい続けていて良い権利を与えているのよ。」
「ははは。そうだな、リマ様。そう言われたら何も言えないよ。あ、リマ、ハクアが呼んでたよ。温室で待ってるって。」
「温室で?」
リマちゃんは不機嫌そうに繰り返した。
「あたし、行きたくないわ。ハクアにそう伝えておいて。」
「俺もちょっと用事があるから、行けないんだよな。リマ、自分で伝えといて。」
「えー。結局温室に行かなきゃいけないんじゃない。」
「まぁまぁ。」
「面倒臭いなぁ。」
と、リマちゃんはぶつくさ言いながら、結局ハクアがいる温室へ向かって行った。
リマちゃんがいなくなってから、ディレィッシュが話しかけて来た。
「アルティ?」
「なに?」
「アルティは俺のことも、ビスクのことも好きでいていいんだからな。あと、リマのことも。」
「うん。リマちゃんはダメって言ったけど、良いよね。皆のこと、嫌いになれないもん。」
「あぁ。それで良いんだ。」
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