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アルトフールの人狼村2 ~狂気~⑤




本日5日目になります。初日から
読んでない方はこちらから。
1日目




 
【5日目】

アルティが凄惨な死体で発見されました。

ハクア「まぁ、そうなるわよね。流石にアルティを残してアタシと一騎打ちしようなんざ暴挙には出れないわよね。クク、ハッシュ。さ、二人とも、仲良く痴話喧嘩をなさい。アタシを上手く信じ込ませて頂戴。」
ハッシュ「はは、これはやりづらいな。でも、ここは理性的にやっていこうな。」
クク「…あ、うん!」
ハクア「正直アタシから見るとアンタたち二人は意見に同調することが多かったから、狼の可能性は考えられたわ。でも、そうね、どちらかといえばククの方が狼っぽいかな。ククはマナの意見に同調していたし。マナの考えが破綻している今、アンタはハッシュをどう見るの?」
クク「消去法で行けば、ハッシュは狼だね。ハッシュが狼として考えられる理由は、1日目のディッシュ釣りでハッシュだけがディッシュ吊りに同調してなかったよね。それってやっぱり仲間である狼を失うのが怖かったからじゃないかな。それに私が狼だったら、ニタを一番に狙うことはなかったと思う。ニタを怖いって思うのは、この中だったらディッシュとハッシュは可能性が高そう。」
ハクア「なるほどね。それは一理あるわ。」
クク「でも、ハクアもニタ初日噛みをやりそうだけど、ハクアはディッシュ吊りに同調していた。だから違うと思った。」
ハッシュ「だって、普通に考えてあのノリで簡単に占い吊りを行うのは良くないだろう。流石にあのノリにのることは出来なかったな…。」
クク「確かにそうだけど、それならどうして投票の時はディレィッシュに投票したの?正直なクルガやアルティは別の人に投票していたよ。」
ハッシュ「あの会話の流れからだと、占いロラは確定だった。占いローラーで行くならば、順番は関係ないだろうと思ってディレィッシュにしただけだ。深い意味はない。」
クク「そっか。」
ハッシュ「…ククはニタを初日噛みしない、と言っていたが、果たしてそれは本当か?ククとニタは仲が良い。だから噛まない、ということは容易に考えられる。皆の共通事項だ。が、そこを逆手に取ることは考えられるよな。もう一人の狼はディレィッシュと考えられる。わずかな期間だったが、ククを潜伏させるという前提でいたならば、初日にニタを噛んでおくことで、ククが狼であることを考えにくくした。もしかすると、ディッシュ初日吊りも仕組まれたうちの1つだったりしてな。ディッシュなら考え付くだろう。」
ハクア「ほう、なるほど。それは思いつかなかった。ハッシュって脳筋かと思ってたけど、しっかりトリコ王家の血を引いてるのね~。」
ハッシュ「うるさい。」
クク「…そんな、それはただの推測だよ。」
ハッシュ「さ、ハクア、俺とクク、どちらが狼だと思う?」
ハクア「両方とも潜伏してたから、難しいところではあるけど…。」
クク「ところでハクア、狂人はビスクで決定?」
ハクア「え、あぁ、そうね。」
クク「ふふ、残念。狂人は私だよ。」
ハッシュ・ハクア「「え。」」
クク「あれ?ハッシュも気づいてなかったの?私は気付いてたのに。」
ハッシュ「一体どこで?」
クク「うーん、4日目の朝かな?ムーが噛まれた時、私じゃないんだ、って思って。だって、ビスクが『ムーが狼だと思う』とかわけの分からないことをのたまってたから、ムーを残しておけば後々色々使えるんじゃないのかな、って思ってたから。」
ハッシュ「まぁ、そうだったな。」
クク「あれ、ムーを敢えて噛んだのかなって思ったの。詳しいことは言わないけど。」
ハッシュ「…。」
ハクア「どういうこと?てか、PP?ああれ、恋人設定は入ってないよね?」
クク「恋人設定はなかったけど、偶然かな?じゃぁね、ハクア。」


クク→ハクア
ハッシュ→ハクア
ハクア→ハッシュ

ハクア「まじか…。あの子、魔性っぷりが随分上がって来てるわね…。」




【6日目】

 こうして、アルトフール村の住人は皆狼に食べ尽され、誰一人としていなくなってしまいました。
 ただ、ある一人の村人を除いて。
 人狼に恋した村の娘は、彼女の秘密の部分を人狼に喰らわせた瞬間に、この廃れた村で人狼と共に狂気の生涯を歩むことを心に決めたのでした。それはそれは狂った愛に満ちた幸せな生涯だと彼女は思いました。


~霊界~ と言う名の別室

ニタ「『彼女は思いました』じゃない!」ボカッ
アリス「痛い!何で殴るのよ!良いじゃない、こういうロマンチックな終わり方でも。」
ニタ「ニタは面白くない!無役職な上に初日犠牲者だったんだよ!怒らずにいられるか!クソトリコ兄弟!」
アリス「じゃぁなんで初日犠牲者なんて作ったの?無しにすればよかったじゃない。私に八つ当たりするのはやめて頂戴。」
ニタ「ぴぎゃー」
ディシュ「まぁ、俺も激おこだけどね。ビス君。人狼側が勝ったから良いものの。阿保な手を使って自分のチームを滅亡に追いやるとはね。笑えちゃう。はは、ははは。でも、人狼ゲームでは勝ったけど、なんかビスクには負けた感が半端ないよ…。」
ビスク「俺はもう何も言うことが出来ない。」
ムー「本当にひどかったね、ビスク。本物の霊能者だったのに、まったくそう見えないという魔法、すごかったよ。」
クルガ「本当っすよ!」
アルティ「ビスク~、今度一緒にケーキ食べに行こうね。」
ビスク「アルティ、本当にお前は、お前は…ぐすッ」
アルティ「きゃぁ、ビスク泣かないで。」

がちゃっ

ハクア「なんなのよ!ビカレスク、アンタ本当に馬鹿ね!もう信じられない!バカバカバカ!」
ビスク「ぐすん。」

ニタ「で、結局内訳は狼がディッシュとハッシュ。狂人がクク。狩人がアルティってのは間違いないね。」
クルガ「俺が占い師っす。」
アリス「私、狐~。」
ビスク「俺霊能者。」
ハクア「…霊能以外はアタシの推理は完璧だった…。ほんっとにこのリア狂め。」
アリス「まぁ、ククもほんとに上手く潜んだものねぇ。」
マナ「それでも今回の功労者はクク。」
クルガ「そうっすね。でもなんでククは4日目の朝にハッシュが狼だって確信を持ったんすか?」
マナ「狂人疑いのあるビスクからムーが狼だって出鱈目が出てたから、狼はそれを利用すべきなのにすんなり切ってしまった。ククは狂人として潜伏して静かにしていたから、なおさら自分が噛まれると思っていたのに、ムーだった。ククは自分がククであるからこそ噛まれずにいたのかと思い込んだの。」
クルガ「ん?それって、ハッシュだからククを噛まないってことっすか?」
マナ「そういうこと。」
ニタ「でも、ハッシュ側からしてみれば、ムーは結構嫌な存在だったとは思うけどね。だから、ハッシュはムーを噛んだんだと思うけどね。」
アリス「多分、ハッシュ側も無意識にクク噛みを避けていたと思うけどね。」
ハクア「もう人狼ゲームに私情の持ち込み禁止!」
アリス「ドラマ性があるから面白いと思うんだけどね。」

ニタ「リベンジ希望!」

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